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執筆者の写真長野穀販

2019年2月14日米穀新聞


2019年2月14日の米穀新聞に、長野穀販が開催した第7回未来の農業を考える会についての記事が掲載されました。

該当部分を下記に転載させていただきます。


 

種子をテーマに勉強会

長野穀販 未来の農業を考える会



㈲長野穀販(長野県諏訪市 河西英夫社長)は二月八日、諏訪市文化センターで第七回未来の農業を考える会を開催した。

今回は「種子」をテーマに無肥料栽培家・環境活動家の岡本よりたか氏が「種は誰のものか?私たちは生きるために種のことを知る」と題して、種子が本来持っている特質の不思議さや主要農産物種子法廃止のメリットやデメリット、さらには遺伝子組み換え種子がなぜ特許を持っているかなど種子を巡る幅広い問題について約2時間にわたり講演した。また農業用ドローンについて相馬商事㈱が商品説明を行い、終わりに長野穀販から「縁結び」と「ほむすめ舞」の平成三十年産米の終了調査結果が報告された他、極早生の五百川が会場で試食提供され、これを長野県で生産している生産者から作期や収量について報告された。

ドローンについては世界的なドローンメーカーDJI社が自社の概要や農業用ドローンの機種について動画を使って説明した。それによるとDJI社は中国四川省で2006年に設立され20名でスタートしたが現在従業員は14,000人で世界シェアの40%を占めている。紹介した機種はAGRASMG-1Pで、重量は約9キロ、8枚羽で仮に2枚故障しても安定飛行が可能。動力はバッテリーで40分の充電で22分間飛行できる。農薬は液状で10kgまで搭載でき、噴射システムと流量センサーで精密な噴霧を実現。マイクロ波レーダーで高度を計測、一般的な気圧センサーに比べ誤差がない。また、衝突回避レーダーも装着、30メートル先から1センチ以上の物体を認識できるため果樹園等枝のあるところでも使用が可能。最大の特徴は、自動航行ができることで、すでに中国では半数の農地で自動航行により農薬等を散布しているとした。DJI社と提携した須田商事では農林水産航空協会に加盟、機種免許を取得できるようにすべく教習施設をオープンした。

ほむすめ舞と縁結びの収量調査結果では、ほむすめ舞が長野県内八ヶ所で栽培、最も収量が多かったところが、10アール当たり803キロ、少ないところでが540キロで平均715キロ。縁結び多かったところが760キロ、少なかったところが512キロで、平均626キロといった結果が報告され、追肥が収量増になっているとされた。




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